通称・ヤドカリ男といえば、ヒモっぷりがとにかくすごいんです。
家賃も払わず、女性を口説いて家を転々。最悪の事態になったときには、経済的な暴力・本当の暴力が止まらない、まさにダメンズ代表格のヤドカリ男。
「私は絶対、そんな人には引っかからない」
こんな自信を持っている女性ほど“ヤドカリ男の被害”にあい、最終的には結婚詐欺の被害にあった人もいるんです。
今回紹介するRさんも、過去のヤドカリ男の被害が“すごすぎた一人”ですよ。
目次
◆なんで付き合ったんだろう…?ヤドカリ男と付き合いだしたきっかけ

Rさんとヤドカリ男の出会いは合コン。
やたらと人懐こい男性が合コンにいて、会話のテンポもあってLINE交換から“地獄”は始まったんです。
ヤドカリ男は、最初、とにかく紳士ぶりが目立ったと主張したRさん。
「ヤドカリ男どころか、疲れていた私を癒やしてくれる存在だと思った」
ところがヤドカリ男は、最初こそいい顔をしていたものの、急に態度が豹変しはじめたんです。
◆経済的暴力と肉体的暴力が…ヤドカリ男の本性が顕に

男性の中には、口がとにかくうまい「人たらし」的な人がいますよね。
特に見た目はイケメンでもなく、実際には中の中、下手したら中の下ぐらいの男性こそ「ヤドカリ男」になりかねないんです。
見た目云々よりも、最初はヤドカリ男の「優しさ」に惹かれてしまう女性は多いもの。
疲れているときに、ちょっとした“優しい言葉”でもかけられれば、男性に甘えたくなってくるもの。徐々に心をひらいていくことが多いんです。
夜のテクニックも良くて、急にヤドカリ男から「一緒に暮らさない?」と提案されたRさん。ただ、それ以降に最悪の事態が起こっていくんです。
それが「経済的暴力」と「肉体的暴力」。
ヤドカリ男として本性を表すのは、一緒に生活を始めて慣れてきた頃。
Rさんも「あれ…? そういえば家賃の話はしなかったけど、彼氏は一切、生活費を出してくれない。それどころか、急に“お金がない”とお金をせびってくる……」
普通ならここで「この男はだめだ」となりそうなものの、ヤドカリ男の怖いところは「経済的暴力でお金をたかる」ことと「人たらしゆえに、女性の寂しさや傷ついた心をつついてくる」という、いわばアメとムチの両方を使い分けることなんです。
徐々にヤドカリ男に洗脳されてきたRさん。「お金がなくて……」とお金を貸さない日が続くと、ヤドカリ男から肉体的な暴力もふるまわれるまでに。
Rさんは昼、事務員として働いていたものの、それから夜の世界・キャバクラでの勤務を始め、より地獄へと落ちていくことになったんです。
◆別れを決意したのに!急に結婚をちらつかせ引き止めにかかるヤドカリ男

人たらしゆえに、女性が少しでも自分から離れていこうとすると、ヤドカリ男の「恐怖アンテナ」が作動して、なんとか“別れないように”と考えるようになるんです。
Rさんは当時、28歳。周囲も結婚してきた頃なので、ヤドカリ男と出会った頃は「結婚」の二文字も少しは意識していたそう。
ただ、やはり「経済的暴力・肉体的暴力」は続き、恋愛熱も冷めてきたRさんは何度も“別れ”を切り出してきたもの。
ただし、ヒモならぬ真性のヤドカリ男の場合“気づいていないふり”で切り抜けることが多いんです。
最終的には「一緒に結婚費用を貯めよう。俺のこの通帳に、一緒にお金を貯金していかない?」と提案されたRさん。
翌日、業者を使ってヤドカリ男の元からこつ然と消えることを決意したんです。
◆ヤドカリ男の怖いところは「洗脳力」

人たらしが上手なことから、ヤドカリ男は女性を洗脳する技術に長けているんだそう。
Rさんも「あの頃は、私は“騙されていない”と自覚しているつもりだったし、私が騙されるなんてありえないと思っていた」と語りつつワンテンポを置き、大きなため息をつき語りだしたんです。
「ヤドカリ男の怖いところは“洗脳力”。特に、“私は騙されない”と自信のある人は、日頃から気を張りすぎているせいか、むしろ騙される」
恐怖のヤドカリ男はRさんがいなくなった後も、別の女性の家に転がり込み、いわゆる「ヒモ生活」を続行していたんでしょうか?
出会いの多い場に急に現れる「ヤドカリ男」には注意ですよ。
まとめ
Rさんはその後、男性との交際は少なめに。「いいな」という人が現れても「この人がまた“ヤドカリ男”だったら……」と慎重になりすぎてしまうことが続いているんだそう。
経済的暴力だけでもありえないものの、肉体的暴力と洗脳で様々な女性の家に転がり込むヤドカリ男。
あなたの横で寝ている男性は大丈夫ですか?