もはや「国技」とは呼べない状況なのが、相撲での暴行問題。
日馬富士が貴ノ岩に大怪我をさせたことは記憶に新しいものの、度重なる不祥事で相撲業界は真っ黒なところばかり出ています。
その“被害者”として相撲協会に「反抗」する姿勢を見せていた貴乃花親方ですが、ここにきて一気に窮地に陥りそうなのが、弟子・貴公俊の暴行問題なんです。
◆貴公俊 付け人に2、3度暴行…相撲業界では暴行が当たり前のこと?
By:付け人に暴言・殴打の貴公俊…相撲協会、両者に調査開始
付け人に暴言を吐き、複数回顔を殴打したと報道されているのが貴公俊。
「双子力士」として話題になり、最近では貴乃花親方との2ショット会見が話題になったところですよね。
貴乃花親方といえば最近、相撲協会への対応がおざなりになっていることも話題になっていることで、今回の貴公俊の暴行問題は貴乃花親方にとっても逆風が吹きかねない事態に。
そもそも、スポーツの世界に「暴行」はつきものだと言われることが多いものの、あの貴乃花親方も「相撲は神様によって見守られる神事」と言っているように、私情が出る暴行はあってはならないものだと主張していましたよね。
ただ、その貴乃花親方の弟子が「暴行」ともなれば、今までの貴乃花親方の証言も信憑性がかなり薄くなってしまうんです。
◆ネット上は手のひら返し多数…一転、貴乃花親方への厳しい視線が相次ぎ

これまで貴乃花親方に対しての擁護の声は多かったものの、貴公俊の暴行問題でネット上でも意見が一転。
これまで貴乃花親方を擁護していた声が、一気に非難の声に変わってしまっているんです。
- 日馬富士のこと何も言えないぞ、これ……
- もちろん、貴公俊の暴行も「刑事事件」にするんですよね?
- 相撲協会ばっかりゲスだと思ってたけど、貴乃花部屋もそんなもんじゃん
- 相撲が神事だとか、聞いてあきれる
ネット上では、弟子・貴公俊の暴行で貴乃花親方に逆風が吹き続ける状態に。
「あーす」と、一秒で早退した姿も“奇行”と報じられた貴乃花親方だけに、“愛弟子”の暴行で手のひら返しするネット上の意見が目立つのも仕方ないかもしれません。
◆貴乃花親方 愛弟子の貴公俊を「刑事事件」として処理することはありえる?
<場所入り>場所入りの様子を紹介します。貴源治と貴公俊。貴ノ岩。#sumo pic.twitter.com/1SOzvE2Ftt
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) 2018年3月18日
今回の貴公俊の暴行問題が起きたことで注目されるのが、貴乃花親方が「刑事事件」として愛弟子を警察に突き飛ばすかどうかなんです。
なんといっても、「暴行はあるまじき」という発言や行動を取っていたので、今回の貴公俊の暴行で筋を通すには“愛弟子”すらも警察に出頭させなければいけない、というネットの声も多いのも当然でしょう。
ちなみに「暴行罪」と「傷害罪」は異なるもので、もし付け人が怪我を負っていれば「傷害罪」。暴行罪よりも重い罪で、刑事告訴すらありえることなんです。
暴行罪と傷害罪の刑罰の差 暴行罪 2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料 傷害罪 15年以下の懲役又は50万円以下の罰金 Ref:傷害と暴行の違いは?
一貫して、貴乃花親方は日馬富士に対して「刑事告訴での処罰」を求めている状態。
愛弟子が「暴行」を働いた今、貴乃花親方は「神事」に対して何を思うんでしょうか?
まとめ
怒りの声が多いネット上。これまで貴乃花親方に対して「信頼」を寄せていた人も、今回の貴公俊の暴行問題で手のひら返しをするのも無理はないですよね。
貴乃花親方の愛弟子の暴行問題は、「暴行罪」なのか「傷害罪」なのか、あるいは「もみ消される」のか……?
相撲ファンのみならず、日本国民の大きな溜め息があちらこちらから聞こえてきそうです。