「旦那がいつまで経っても帰ってこない」という状況から、「今日も旦那は午前様」という状況の悪化に転がり込むのは容易いこと。
結局、帰宅恐怖症の症状は「夫婦仲」に原因があるのは間違いないですよね。
中には、家族には内緒で「心療内科に通っている」なんて旦那さんも。
ただ、帰宅恐怖症になるぐらいなら、「家庭で本当の悩みを話してほしい」と思いがちなのが女性サイドでしょうが、夫には夫なりの「本当の悩み」があるようなんです。
◆真面目すぎる妻…息が詰まる家庭の空気から逃げたい

家庭思いで、子どもの教育にも熱心。家事もきちんとこなし、掃除・洗濯・料理と完璧なはずなのに、なぜか夫の「帰宅時間」が伸びるようになった。
そんな経験をしている女性はいませんか?
実は「真面目すぎる妻」というのは、自分自身では自覚していなくても「夫」に対して何らかの見返りを求めがち。
例えば、「今日の料理おいしいね」だとか、「掃除してくれたんだね。ありがとう」といった“ちょっとした一言”を実は深層心理では“求めている”という人も多いんです。
真面目な妻を持つ旦那さん。本当なら、鼻高々なはずなのに、実はこの「妻が真面目過ぎることで生まれる、家庭のピリッとした空気」が重荷になり、帰宅恐怖症になってしまうという例も多いんです。
◆こっそり受診…本当は妻と話したいけれど「夫婦仲」の悪化がひどい

旦那さんサイドとしても、「本当は妻ときちんとコミュニケーションを取りたい」という男性が多いんです。
ただ、どうしても奥さんサイドが「話しかけづらいオーラ」を出してしまうと、萎縮してしまう男性も多いんだとか。
- もともと気が弱い
- 真面目過ぎる性格の男性
- 融通が利かない
- 仕事人間で家庭のことを省みない
- 仕事のストレス発散ができていない
- 疲れていて、妻とのコミュニケーション不足
こういった男性はいつの間にか、夫婦仲の修復ができない状態になっていることに気づかずに、本音で話すことができるのが「心療内科の先生」という状態になってしまっていることも多々なんです。
◆妻が怖い!家庭の雰囲気が不穏になり帰宅恐怖症に

夫婦というのは“対等な存在”でありたいですよね。
最初は他人同士でも、「家庭」というものを持ち、子どもが生まれ、ひとつ屋根の下で暮らす。
それだけでも幸せなはずなのに、最近流行りの「ゲス不倫」が原因になったり、「夫婦同士のストレスの積み重ね」が引き金になって、女性側からしても「もっとしっかりしてよ!!」とイライラしがちな女性も増えているんです。
そんな雰囲気になると、どうしても「夫の意見」よりも、「自分の辛さ」をわかってほしいのは、どんな人間にもあること。
どっちが悪い、誰が悪いというよりも、「なぜこうなったか」で自分自身を責めることで「家庭の空気」が不穏になることも多いんです。
結婚して夫婦になるということは、今や「ゴール」ではなくて「スタート」。
二人三脚で走り続ける家庭を支えるために、一番大事なのは「家庭内の空気や雰囲気」なのかもしれませんね。
まとめ
最近は家庭にかぎらず、職場や学校でも「イライラ」といったストレスを抱える人が急増中。その影響で、イライラの伝染が起こりやすいとも言われますよね。
その「イライラ」のストレス解消がネットだったり、買い物先へのクレームだったり、「自分への優しさ」を見失っている人たちが増えているのでは?
家庭に入ると、どうしても男女の距離って縮まりますよね。
二人の距離間が縮まると、どうしても大事になるのは「相性」や「家庭の空気」。
ゲス不倫や離婚が増える現代、せめて女性も男性も「帰宅恐怖症」なんて言葉に逃げないように、何らかの工夫はしたいですよね。
※本記事は「薬機法(薬事法)」に留意した記事内容です。
※本記事は、心療内科医師および整形外科医師のアドバイザーによる執筆内容です