最近、やたらとキレやすいと悩んでいる人も増えているのでは?
そもそも「キレやすい」というのは、心の余裕がない証拠。特に、突発的にキレやすい人や、怒りをコントロールできない人はメンタルヘルスが心配されがちなんです。
また、キレやすいと感じていても“自覚症状がない”といったケースも。
日頃の「心の余裕」のなさの原因にも理由がありそうですが、キレやすい人が増えたのも事実なんです。
◆他人に対してイラッ!キレやすいと感じた時は「心の余裕」がない

いつもニコニコしている人は見ていても気持ちがいいですよね。
その反対に、いつもイライラしている人がいるだけでこちら側も疲れてくるものなんです。
他人に対してイライラしがちで、キレやすいという人には「常にせかせかしている」といった特徴もあり、心の余裕を見失っている場合も。
- マイペースな人を見るとイライラする
- 競争心が強い
- 正義感が強すぎる
- お金の余裕がない
「最近キレやすいんだよな」という人で、心当たりのある人はいませんか?
◆「心の余裕」は自分の感情を見つめる時間を作ることで解消

キレやすいのは、自分を見つめる時間が少ない人に多い傾向が。
特に忙しい人ほど、今日のこと、明日のこと、来週のこと、月末のことと先々を読みすぎる傾向があるので、後ろを振り返ることはありませんよね。
これはとてもいいことではあるんですが、あまりに前に進みすぎる人は「自分の心のペース」を見失っている場合もあるんです。
昨夜の晩御飯、何を誰と食べて、どんな味がしたかはっきりと覚えていますか?
心の余裕は自分自身が作ることで生じるもの。たとえ「癒やし」を求めても、自分自身の心の余裕のなさが強いと、気付けばイライラ、ドッカーンとキレやすい性格になっている可能性もあるんです。
◆キレやすい人の対処法?「自分の考えが全て」を捨ててみる

年齢的なもので「キレやすい」という人もいれば、元々の性格が「キレやすい」という症状を生んでいることもありますよ。
あまりにひどい場合は「抑肝散」などの漢方を飲むことで緩和されるものの、突然キレやすい人は「自分自身の性格」が原因になっていることが多いんです。
中でも正義感が強く、「自分の考えこそ正しい」と思い込みすぎる人ほど、自分自身以上に周囲に「評価」を求めがち。
「自分はこれだけがんばれているのに」「なんで周りはそんなにノンキなの?」「何でそんなにマイペースに笑っていられるの?」
自分への評価が厳しいことはいいものの、それを周囲に無意識に押し付けてしまうことで“キレやすい”という症状が出てしまうこともあるんです。
「自分の考えが全て」という考えを一度置いてみて、周囲の声に耳を傾けることができる「心の余裕」を持ってみませんか?
まとめ
最近はせかせかした人が多く、自分自身だけじゃなくて周りもイライラしていることがありますよね。
「最近、キレやすい」
そんなことで悩んでいる「自覚症状」があれば、まだまだ心の余裕を持つことはできるはず。
自分にも人にも、少しだけ“優しく”なってみませんか?
※本記事は「薬機法(薬事法)」に留意した記事内容です。
※本記事は、心療内科医師および整形外科医師のアドバイザーによる執筆内容です