連休中はついついダラダラとすごしがちですが、中には「連休? 働いていますけど」なんてつぶやきも話題になりがち。
ただ多くの人がゴールデンウィークなどの長期休暇に“羽根を伸ばす”というのはよくあることですよね。
ただ油断してはいけないのが「健康面」。特に、五月病の大きな原因となるのがゴールデンウィークの過ごし方なんです。
◆五月病の大きな原因は「現実との直面」
五月病になる大きな原因が、新たな環境での頑張っていた自分と、現実の自分との対面。
人間は気が張っていると、脳内ホルモンが活性化されて「アドレナリン」などで新たな環境での仕事や、新たな環境での学業を無理してこなしているということもあるんです。
連休になると、どっと押し寄せてくる精神的な疲労が“肉体的な疲労”につながることで、連休明けの「動けない」が発動してしまうことが多いですよね。
実は4月、新たな環境で気づいていなかった“疲れきった自分”と直面してしまうことが、五月病になりやすい原因だったりもします。
◆五月病を避けるには連休中に「休みすぎない」が大事?
真面目で頑張りすぎていた人ほど「五月病」になりやすいものなんです。
そんな真面目すぎる人ほど連休中は「寝たきり状態」になっていることも多く、気付けば連休が終わっていたなんてことにもなりかねないんです。
新たな環境で頑張りすぎた自分へ“休養させてあげる”ということも大事ですが、実は休みすぎると逆効果なのはご存じでしたか?
これは自律神経が大いに関係していて、休みすぎると「副交感神経」が優位になりすぎ、仕事や学校が始まるとうまく「交感神経」が優位になりにくくなるからなんです。
「学校に行きたくない」「仕事に行きたくない」
この状態は「五月病」でよく見られ、ひどい場合は出社拒否・登校拒否にもつながるので注意したいですよね。
そんな五月病対策が、“休みすぎないこと”。
たとえば、サイクリングに出かける、友人と旅行に行く、運動を始めてみるなど、なるべく脳を活発化しつつ、体をなまらせないということが大事。
「彼氏とのデートもないし?」と引きこもって2ちゃんねるを見ているよりは、少しでも外出して脳を活発化させてあげると、自律神経も日ごろの状態に近づけるはずです。
まとめ
ゴールデンウィークなどの長期休暇では、とにかく「体を休ませたい」という人も多いはず。
でも、できれば自分自身の健康のために、あえて“休みすぎないこと”を意識して、五月病にならないようにしたいですよね。
せっかくの連休なので、新たなことにチャレンジしてみるのもおすすめです。
※本記事は「薬機法(薬事法)」に留意した記事内容です。
※本記事は、心療内科医師および整形外科医師のアドバイザーによる執筆内容です